1999-2000年のアングラ音楽シーンを振り返る
こんにちわ、ジュブナイル更新記のHideです。
今回は今から20年以上前の1999年~2000年ごろの日本の音楽シーンを振り返っていこうと思います。
1999年、私は14歳の中学2年生でした。
小学校低学年ぐらいの時に、よくCDをレンタルしてカセットにダビングして音楽を聴いてましたので当時のだいたいのJpopは聞き込んでいました。
ミスチル、スピッツ、サザン、ユーミン、B'z、GLAY、小室プロデュースのアーティストなどなどその当時に流行っていた音楽を聴きまくっていました。
そして小学校6年でたどり着いたのがX japanでした。とにかく毎日Xを聞きまくりの日々。
そのあとはユニコーンや、ジッタリンジンなどを好んで聞いていました。1999年の中学2年生まではこんな感じの音楽浸けでした。
そして1999年のある時(確かJAPAN COUNTDOWN)という番組を見ていて衝撃が走ります。
それははじめて見るHi-STANDARDとThe Mad Cupsule Marketsの登場で音楽の概念がころっと変わります。もう青天の霹靂とはこのことでしょう。
Hi-STANDARD『MAKING THE ROAD』
THE MAD CAPSULE MARKETS『OSC-DIS』
当時イッケイケだった音楽番組【JAPAN COUNTDOWN】のチャートにランクインしていてなんだこのバンドは?
と思いつつもあまりのカッコ良さに腰を抜かしたのを今でも覚えています。
今まで聞いたことがなかったメロコアやミクスチャーというジャンルの音楽でした。
当時なかなかこういうアングラ(アンダーグラウンド)の音楽を知ることができず、テレビではJAPAN COUNTDOWNが積極的にインディーズやアングラの音楽を紹介していましたので毎週30分はテレビに釘付けで見ていました。
一方99年のJPOPは私の記憶では郷ひろみのGOLD FINGER 99がリッキーマーティンのカバーでHITし、デビュー間もないモー娘。や浜崎あゆみ、宇多田ヒカルがじわじわ売れ初めていました。
そのなかでもJPOPで一番いけていたのが当時ほぼ無名のDragon Ashでした。ヒップホップでありミクスチャーのような音楽にスクラッチにラップにとにかくカッコよかった!
この感じで無名で登場して、さらにほとんどテレビ出演もないので本当に謎が多いカッコいい集団でした。
ファッションもお洒落ですごく話題になっていましたね。
今でいう夜行性(YOASOBI、ヨルシカ、ずっと真夜中でいいのに。)のような人気ぶりで聴いてないと時代遅れでした。
さて、アングラの世界ではHi-STANDARDと THE MAD CAPSULE MARKETSがぶいぶい言わしていました。特にHi-STANDARDの『MAKING THE ROAD』はインディーズレーベルにも関わらず100万枚を超えていてとにかく流行った!
The Mad Capsule Marketsはシングルにおもちゃが付いているんですが売り切れまくりで、すぐにプレミア価格になっていました。
1999年のJPOPのMVPはDragon AshでアングラではHi-STANDARDだったかなと思っています。
さて2000年代に入りますと、ますます音楽シーンは変わっていきます。
JPOPシーンでは小室哲哉プロデュースの時代は終わりを迎え、だんだんブラックミュージック寄りの時代になっていきます。
宇多田ヒカル、平井堅、MISIAなどの音楽が求められていました。
その他にも慎吾ママや、らいおんハートといったSMAPも相変わらずの人気で、デビュー間もないポルノグラフィティーや倉木麻衣などがじわりじわり売れ始めていました。
そして2000年代のアングラシーンに目をやりますとBRAHMAN(ブラフマン)というバンドが徐々に知名度を上げていきます。
実は1999年にもBRAHMANが流行ってくる予兆がありました。それはシングルのdeep/arrivel timeがオリコンランキング初登場6位にいきなり出てきて30万枚のヒット、私はこの時に初めてブラフマンという存在を知り、すぐにCDを買いにいくことになります。
そんなこんなで2000年に入り新勢力のBRAHMANを筆頭にHi-STANDARD、The Mad Capsule Marketsは引き続き、猛威をふるっていました。
そしてHi-STANDARD主催の野外LiveフェスのAIR JAM(エアジャム)が2000年の夏に開催されます。
これを最後にHi-STANDARDは活動休止になります!後にAIR JAM2000のビデオが発売されまして、とにかくいいライブだった!
ほとんどTV出演がないアングラで活躍するイケイケのバンドが多数出ていましたので、ほんと擦り切れるぐらい見ました笑
さて、今の時代の主流はSpotifyやストリーミング再生で聴く時代で、古い曲もボーダレスに聴く時代になってきました。
※最近は80年代の音楽を聴く10代が急増
古きを知って今を知る。まさに温故知新ですね!
今現在、車があるのは馬車があったからで。
今、iPodがあるのはCDがあったから、レコードがあったから。
古い時代を知るのはとても良いことだと思います。
いかがでしたか?今回は1999年〜2000年代のJPOPとアンダーグラウンドの音楽シーンの生の体験を語らせていただきました!
この記事をきっかけにみなさんに何かいい発見があるといいですね!
では今回はこの辺で。またお会いしましょう!